大事にしよう、初めの印象

看護師も第一印象に気を付けておきましょう。

たった一言で変わる第一印象

 患者や高齢者に対して掛けたたった一言の違いだけで、印象は大きく変わります。特に初対面時の一言である場合には、それが自分の姿として捉えられてしまう事もあるでしょう。初対面時にどのように印象を持たれるかについては、看護師は常に意識しておく事が大切です。どのような一言を言ったか、言わなかったかで印象はがらりと変わります。

 最初に患者に会って会話をした時に、お大事にして下さいと言うか言わないかだけで気遣いがあるかどうかがはっきりするでしょう。言い方も大切であり、機械的に言ってしまうと逆にマニュアル通りに働いているだけだと思われてしまいます。台本を読むような雰囲気で、患者と会話をしてはいけません。たった一言であったとしても、患者に合わせて少しずつ表現を変えて印象操作する事が大切です。また、仕事の上で印象操作をする機会は良くありますが、それによってどのような印象を与えられたのかが良く分からない場合も少なくありません。

 そのため、常日頃から自分がどのような第一印象を持たれているのか意識する事が重要です。本人に聞く事が難しくても、共通の知り合いを通してどのような印象を持たれているのかを聞く事ができるでしょう。そうする事で、自分がどのように振る舞い、声をかけていけば良いのかがはっきりとしてきます。第一印象が重要になるのは看護師の宿命なので、仕事だけにこだわらず普段の生活から良い第一印象を与えるように心掛けるのが大切です。